レベル10のトレイン。ドローソースの追加はいつでも有難く、これで方法は違えどレベル6-10はそれぞれ2ドローできるドローソースを得たことになりました。
《十種神鏡陣》 考察
かつて高速の手札入れ替えと盤面圧で環境までたどり着き、ついに2016年に世界大会王者の位置を得るまでになった【青眼】は、2017年1月のうららの登場以降、あまりにメタが刺さりすぎて急速に力を落としていきました。勿論、他のテーマのマキシマムクライシスなカードパワーだけでも環境から押し出されること必須でしたが、うららはパワーダウンの要因としてはかなり大きいと思います。つまりトレインはドローソースとして古い側面があることが否めない。手札入れ替えの部分のみで評価することは、現代遊戯王では若干難しい一面もあるでしょう。
*余談:《闇の誘惑》と《トレード・イン》はドローソースとして同じカテゴリーに入れられることが多いですが、発動後処理としてコストを払う闇の誘惑の方が、発動時にコストを払うトレイン系よりリスク管理的に強く、厳密には別種のドロソだと思います。
というわけでこのカードにはフィールドからのリリースも搭載。これによりフィールドから墓地に送られた際に効果を発揮するラー、蘇生をかなり自由に行えるエルドリッチ、墓地展開系インフェルノイドにはそこそこの相性になっています。その他列車等重いデッキでも重宝するかなと思います。

ビーステッドが軒並み規制され、テーマカードの緩和も相まって活躍の芽が(少し)出たエルドリッチにおいても好相性ですが、エルドが金満以外のドローソースを必要とするかは少し疑問なところです。そもそもデッキ構築的に充分回るとみて永続罠が採用されており、またデッキ的にもうららと増Gに対する耐性を利点としているテーマ故、採用も悩ましいところかなと。
ネムレリアには間違いなく合うので強金との兼ね合いにも検討しがいが出てきましたね。
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